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荒川修作+マドリン・ギンズ東京事務所が『We、マドリン・ギンズ』をWEBで無料公開 山岡信貴監督

          『Distraction Series』第2号より

新型コロナウイルスの感染拡大の中、荒川修作+マドリン・ギンズ東京事務所とReversible Destiny Foundationが、荒川+ギンズが創造したさまざまな哲学、プロジェクトを共有しようと配信を始めた隔週のニューズレター『Distraction Series』の第2弾で、山岡信貴監督による2011年制作のドキュメンタリー映画『We、マドリン・ギンズ』の無料公開を発表した。

 映像は、1962年以降、荒川修作と公私をともにしたマドリン・ギンスに焦点を当てている。荒川亡き後の彼女の仕事ぶりを、二人の生活の拠点で仕事場でもあったニューヨークの124ウェスト・ハウストン・ストリートのスタジオから、友人家族とともに訪ねるニューヨーク郊外イーストハンプトンのバイオスクリーブハウスまで、密着取材。ギンス自らが天命反転の思想を、知識と明誠さ、そして情熱に溢れた言葉で語る。

Distraction Series 2:
映画『WE、マドリン・ギンズ』 / WE, Madeline Gins
本編: 65分 / 言語: 英語 / 字幕: 日本語
配信終了予定:2020年6月末日
 
 荒川修作の公私にわたるパートナー、マドリン・ギンズ。「意味のメカニズム」にはじまり、建築作品や著作に至るまで荒川修作作品の共同制作者として常に名前がつらねられているものの、その人物像は謎に包まれていた。
 この映像はニューヨークのマドリン・ギンズを訪ね、荒川修作のアトリエやバイオスクリーブ・ハウスを取材することで、『死なない子供、荒川修作』では描ききれなかったアラカワプロジェクトのもうひとつの重要な側面を描き出している。
 Cast: Madeline Gins, Shusaku Arakawa, Lucas Poole, Sofiane Poole, Gillian Poole, Hubert Poole
監督: 山岡信貴

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『Distraction Series』 第1号で案内された『死なない子供、荒川修作』も引き続き鑑賞できる。

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文化とメディア—書くこと、伝えることについて

1980年代から、国内外で美術、演劇などを取材し、新聞文化面、専門雑誌などに記事を書いてきました。新聞や「ぴあ」などの情報誌の時代、WEBサイト、SNSの時代を生き、2002年には芸術批評誌を立ち上げ、2019年、自らWEBメディアを始めました。情報発信のみならず、文化とメディアの関係、その歴史的展開、WEBメディアの課題と可能性、メディアリテラシーなどをテーマに、このメディアを運営しています。中日新聞社では、企業や大学向けの文章講座なども担当。現在は、アート情報発信のオウンドメディアの可能性を追究するとともに、アートライティング、広報、ビジネス向けに、文章力向上ための教材、メディアの開発を目指しています。

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