2020年4月4日の読売新聞などによると、1960~70年代にパフォーマンス芸術で活躍した美術家、秋山祐徳太子さんが4月3日、老衰で死去した。85歳。
1994年から2014年まで数々の展覧会を開いた中京大学のアートギャラリーC・スクエアで、作家決定の専門家委員を務めた。
東京都生まれで、1960年、武蔵野美術学校(現武蔵野美術大)彫刻科を卒業。キャラメル「グリコ」の箱に描かれたランナーの格好で街を疾走する「ダリコ」など、ポップハプニング(行為芸術)を展開した。「政治のポップアート化」を唱えて、75年と79年の東京都知事選に立候補した。ライフワークの安価なブリキの彫刻や、92年にカメラのライカを愛好する赤瀬川原平さん、高梨豊さんと結成した「ライカ同盟」でも知られた。ライカ同盟展は、 C・スクエアでも開かれた。
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