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あいち国際女性映画祭2023 9月15-18日に開催

国内唯一の国際女性映画祭  4年ぶりに海外からゲストを招いたトークイベントも

 国内外で活躍する女性監督による作品、女性に注目した映画を集めた国内唯一の国際女性映画祭「あいち国際女性映画祭2023」が2023年9月15〜18日、愛知県女性総合センター(ウィルあいち)とミッドランドスクエア シネマ2を会場に開催される。

 28回目を迎える今回は、世界初公開1作品、日本初公開4作品、愛知初公開9作品を含む招待作品等22作品と、フィルム・コンペティション作品15作品(ニューヨーク・ジャパン・シネフェストからの招待作品3作品を含む)の全37作品が上映される。

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 本年度は、4年ぶりに海外から女性監督や出演俳優などのゲストを招いたトークイベントも開催。

 特別企画として、鉄腕アトムのアニメ3作品の上映後、女性声優の草分け的存在で、アトムの声優を約40年間務めた清水マリさんのトークイベンもある。

上映は全37作品

区分海外作品国内作品備考
招待作品等111122世界初公開1作品
日本初公開4作品
愛知初公開9作品
フィルム・コンペティション作品7815アニメ4作品、実写8作品、招待3作品
181937

映画祭の特色

《国内外の女性監督をはじめ、多彩なゲストトークの開催》

 作品上映後、女性監督等のトークイベント(全11回)を開催。コロナ禍で中止していた海外からのゲストの招待も4年ぶりに再開し、『ツアーガイド』『毒親(ドクチン)』の上映では、海外在住の女性監督や出演俳優が来日する。

<作品別ゲスト一覧>

【海外作品】
・ 『ツアーガイド』(韓国映画)★
クァク・ウンミ監督
・ 『毒親(ドクチン)』(韓国映画)★
キム・スイン(監督) チャン・ソヒ(俳優) カン・アンナ(俳優)
・ 『テルアビブ・ベイルート』(キプロス他映画)
ショーレ・ゴルパリアンさん(映画プロデューサー)
・ 『本日公休』(台湾映画)★
フー・ティエンユー監督 ※オンライン

【国内作品】
・ 『修験ルネッサンス』
田中千世子監督
・ 『1%の風景』★
吉田夕日監督
・ 『東京組曲 2020』★
三島有紀子監督
・ 『骨なし灯籠』
木庭撫子監督

【特別企画】
・ 『少女~an adolescent』★
奥田瑛二監督
・ 鉄腕アトム『ロボット競技大会』『史上最大のロボット・前編、後編』★
清水マリさん(声優)
・ 『SHE SAID/シー・セッド その名を暴け』★
山本恵子さん(NHK 名古屋放送局 コンテンツセンター副部長 兼 解説委員)

★ミッドランドスクエア シネマにて開催

《フィルム・コンペティションの実施》

☆9月17日(日) 10:00~
 国内外の女性監督が制作した50分以内の短編作品で、アニメーション部門4作品、実写部門8作品、招待作品3作品を上映。昨年に続き、俳優で映画監督の奥田瑛二さんに審査委員長を委嘱している。

 授賞式では、各部門の「グランプリ(賞金各 20 万円)」と、「観客賞(賞金各3万円)」を授与する。

《シンポジウムの実施》

 9月15日(金) 13:30~15:10 小澤雅人監督3作品上映後
 「日本に暮らす外国人たちを知っていますか?」

 映画『一瞬の楽園』に登場するベトナム人のバックグラウンドを聞きながら、日本に住む留学生や日本社会で働く外国人の現状について、小澤監督と話し合う。また、難民支援活動を続ける羽田野真帆さんと、日本の難民受け入れの現状について考えるシンポジウムを実施する。

ゲスト:小澤雅人監督、羽田野真帆さん(名古屋難民支援室コーディネーター)
進行役:佐藤久美(名古屋国際工科専門職大学教授・当映画祭イベントディレクター)

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文化とメディア—書くこと、伝えることについて

1980年代から、国内外で美術、演劇などを取材し、新聞文化面、専門雑誌などに記事を書いてきました。新聞や「ぴあ」などの情報誌の時代、WEBサイト、SNSの時代を生き、2002年には芸術批評誌を立ち上げ、2019年、自らWEBメディアを始めました。情報発信のみならず、文化とメディアの関係、その歴史的展開、WEBメディアの課題と可能性、メディアリテラシーなどをテーマに、このメディアを運営しています。中日新聞社では、企業や大学向けの文章講座なども担当。現在は、アート情報発信のオウンドメディアの可能性を追究するとともに、アートライティング、広報、ビジネス向けに、文章力向上ための教材、メディアの開発を目指しています。

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