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あいちトリエンナーレ「不自由展」巡り検証委が準備不足等を指摘

2019年9月18日の中日新聞、朝日新聞などの朝刊によると、「あいちトリエンナーレ2019」の「表現の不自由展・その後」が中止になった問題で、検証委員会の2回目の会合が17日に県庁で開かれ、運営側の準備やキュレーションの不足が指摘された。検証委の経過報告によると、1月の会議で津田大介芸術監督は、「極力、『表現の不自由展・その後』実行委に介入しないようにしたい」と発言していて、トリエンナーレ全体のキュレーターたちは「不自由展」の内容の検討などには参加できなかった。また、慰安婦を象徴する少女像について、大村秀章知事は6月、津田監督に「少女像はやめてくれないか。実物ではなく、パネルにならないか」と要請。作品の写真撮影禁止も提案したが、「不自由展」の実行委に断られていた。
 このほか、「不自由展」自体は、「不適切であったとはいえない」とし、河村たかし名古屋市長の発言で、電話による攻撃が激化した可能性も指摘された。検証委終了後に津田芸術監督はコメントを発表。「キュレーションの問題を過度にクローズアップするのは、この騒動の背後にある本質的な問題を覆い隠してしまうのではないか」と主張している。出展作家や一般参加者が意見交換する9月21日の国内フォーラムを踏まえ、9月中に中間報告を出す。
 

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文化とメディア—書くこと、伝えることについて

1980年代から、国内外で美術、演劇などを取材し、新聞文化面、専門雑誌などに記事を書いてきました。新聞や「ぴあ」などの情報誌の時代、WEBサイト、SNSの時代を生き、2002年には芸術批評誌を立ち上げ、2019年、自らWEBメディアを始めました。情報発信のみならず、文化とメディアの関係、その歴史的展開、WEBメディアの課題と可能性、メディアリテラシーなどをテーマに、このメディアを運営しています。中日新聞社では、企業や大学向けの文章講座なども担当。現在は、アート情報発信のオウンドメディアの可能性を追究するとともに、アートライティング、広報、ビジネス向けに、文章力向上ための教材、メディアの開発を目指しています。

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