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あいちトリエンナーレ実行委が名古屋市を提訴

 2020年5月21日のNHKニュース(WEB)、中日新聞夕刊などによると、「あいちトリエンナーレ2019」の負担金の一部を名古屋市が支払わないのは不当だとして、愛知県などでつくるトリエンナーレの実行委は同日、名古屋市に未払い分の3380万円の支払いを求め、名古屋地裁に提訴した。市は裁判で全面的に争う方針という。
 訴状によると、名古屋市は実行委の一員として支払いを決めた2019年度の負担金1億7100万円のうち、トリエンナーレ終了後に支払うとしていた3380万円の減額を一方的に通知。現在も支払っていない。
 名古屋市の河村たかし市長は、昨年の「あいちトリエンナーレ」で企画された「表現の不自由展・その後」の展示内容を事前に実行委から知らされていなかったことや、混乱後の実行委会長の大村秀章知事の運営方法に反発し、今年3月、市の負担金のうち、支払いを保留していた3380万円を支払わないと決めた。
 愛知県は名古屋市に支払いを求めたが、市は5月20日、改めて支払いに応じないと県に正式に文書で通知した。

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文化とメディア—書くこと、伝えることについて

1980年代から、国内外で美術、演劇などを取材し、新聞文化面、専門雑誌などに記事を書いてきました。新聞や「ぴあ」などの情報誌の時代、WEBサイト、SNSの時代を生き、2002年には芸術批評誌を立ち上げ、2019年、自らWEBメディアを始めました。情報発信のみならず、文化とメディアの関係、その歴史的展開、WEBメディアの課題と可能性、メディアリテラシーなどをテーマに、このメディアを運営しています。中日新聞社では、企業や大学向けの文章講座なども担当。現在は、アート情報発信のオウンドメディアの可能性を追究するとともに、アートライティング、広報、ビジネス向けに、文章力向上ための教材、メディアの開発を目指しています。

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