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愛知県が1億円(3年間)の特別枠 県美術館が若手作品を購入

  • 2020年6月1日
  • 2020年6月2日
  • 美術

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、アーティストの作品発表の機会が失われ、収入源につながっている中、 愛知県は2020年6月1日、美術品等取得基金に1億円の特別枠を設け、愛知県美術館で若手作家の現代美術作品を重点的に購入すると発表した。

 愛知県のWEBサイトによると、特別枠は、2020年度から2022年度までの3年間。以前から3年間で9000万円ある通常の購入予算枠とは別に設ける。
 購入対象となるのは、日本在住の若手作家(20歳代から40歳代まで)が制作する現代美術作品。本年度は、30人程度の若手作家から作品を購入する予定という。購入した作品は、今後、愛知県美術館でのコレクション展など、さまざまな機会に展示・紹介する。

 2020年6月2日の中日新聞によると、美術品等取得基金は1988年に設置。今年7月から購入を始める。本年度は、約6000万円を使う。大村秀章知事は、会見で「社会、経済活動の中で文化芸術も大切な分野」と話したという。対象アーティストを県内に限定せず、全国とした理由については、アートのグローバル化を挙げた。

 これとは別に、愛知県は、県内の作家に10〜20万円の応援金を交付する。6月中の申請受け付けを目指す。

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文化とメディア—書くこと、伝えることについて

1980年代から、国内外で美術、演劇などを取材し、新聞文化面、専門雑誌などに記事を書いてきました。新聞や「ぴあ」などの情報誌の時代、WEBサイト、SNSの時代を生き、2002年には芸術批評誌を立ち上げ、2019年、自らWEBメディアを始めました。情報発信のみならず、文化とメディアの関係、その歴史的展開、WEBメディアの課題と可能性、メディアリテラシーなどをテーマに、このメディアを運営しています。中日新聞社では、企業や大学向けの文章講座なども担当。現在は、アート情報発信のオウンドメディアの可能性を追究するとともに、アートライティング、広報、ビジネス向けに、文章力向上ための教材、メディアの開発を目指しています。

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