愛知県文化振興事業団(愛知県芸術劇場)は2020年1月5日午後2時から、名古屋・栄の愛知芸術文化センター12階アートスペースAで、AAF戯曲賞の公開最終審査会を開く。定員100人。予約不要。インターネット中継もある(劇場ウェブサイト「AAF戯曲賞」のページからアクセスできる)。全国から136作品の応募があり、一次、二次審査を通過した4作品がノミネートされた。当日は、大賞と特別賞を決定し、午後5時から、表彰式を開く。賞金は大賞50万円。特別賞10万円。
候補作品は、「異聞・シーシュポスの神話」(平賀美咲)、「入墨淘汰」(野滝希)、「うまく落ちる練習」(三野新)、「ねー」(小野晃太朗)。
大賞作品は、2021年度以降に、愛知県芸術劇場のプロデュース公演として、小ホールで上演する。審査員は、現代演劇をリードする白神ももこさん(演出家・振付家・ダンサー、モモンガ・コンプレックス主宰)、鳴海康平さん(演出家、「第七劇場」代表)、三浦基さん(演出家、「地点」代表)、やなぎみわさん (美術作家・舞台演出家)の4人。
関連イベントとして、1月4日午後2時から、アートスペースAで、高校生・大学生向けの「戯曲ってなんだろう? 演出ってなんだろう?」を開催。タイ・バンコクで活躍する演出家・イベンター・演劇作家の篠田千明さん、抗原劇場(アレルゲンシアター)を主宰する演出家・ドラマトゥルクの山田カイルさんが進行役を務め、戯曲を読み解く術や、演出方法を体験するワークショップを行う。無料。先着30人で事前申し込みが必要。メールの宛先は、ws6@aaf.or.jp また、1月5日午前11時から、座談会「戯曲賞とは何か?」もある。ゲストは、東京芸術祭ワールドコンペティションのディレクターなどとして活躍する横山義志さん。無料。予約不要。
AAF戯曲賞は、上演を前提とした戯曲賞で、2000年から始まった。次代を担う劇作家、後世に残す戯曲を発掘し、作家と演出家、作品と観客が出会い、新たな価値を創出することを目的としている。