- 2019年9月7日
- 2021年5月1日
ドクメンタ15の芸術監督、ルアンルパが読売新聞に語る
2019年9月5日の読売新聞朝刊によると、2022年のドクメンタ15の芸術監督に、インドネシアのアート・コレクティブ「ルアンルパ」が決まった。代表のアデ・ダルマワンさんが、読売新聞のインタビューに対して、「現代の傷」に焦点を当て、資本主義や、はびこる愛国思想、経済格差などで現代人が何に傷を負ってい […]
2019年9月5日の読売新聞朝刊によると、2022年のドクメンタ15の芸術監督に、インドネシアのアート・コレクティブ「ルアンルパ」が決まった。代表のアデ・ダルマワンさんが、読売新聞のインタビューに対して、「現代の傷」に焦点を当て、資本主義や、はびこる愛国思想、経済格差などで現代人が何に傷を負ってい […]
gallery N(名古屋) 2019年8月24日〜9月8日 多摩美術大学で陶を専攻した後、東京芸術大大学院美術研究科先端表現科を2017年に修了した若手、折原智江のテーマは「生と死」。前回2017年の同じ画廊での個展のタイトルは「死なないセレモニー」と、荒川修作を彷彿とさせるものだった。 その […]
越後谷卓司(愛知県美術館主任学芸員) フレデリック・ワイズマンの映画は、現場の状況や人物紹介など、字幕やナレーションを使って説明することは一切ない。それは本作でも同様で、基本的な姿勢が堅固に貫かれている。映画の前半はニューヨーク市街の風景と、図書館内で行われている […]
Gallery NAO MASAKI(名古屋) 2019年8月31日〜9月15日 1979年、名古屋市生まれの大森準平が海外を意識する中で逆説的に目を向けたのが「日本」だった。ここ10年ほど取り組むのは、豊かな立体的装飾に富んだ縄文時代の火焔型土器の現代版。大森は、岡本太郎がそうであったように、衝 […]
なぜ現代美術が億単位の価格で売れるのか—。「マイ・アーキテクト ルイス・カーンを探して」でアカデミー賞候補になったナサニエル・カーン監督が、高騰するアートとお金の関係に迫ったドキュメンタリー映画「アートのお値段」が2019年9月7~27日、名古屋シネマテークで公開される。なぜ、現代アートはそんなに高 […]
「空間に線を引く 彫刻とデッサン展 橋本平八から現代の彫刻家まで」が2019年8月10日から9月23日まで、愛知・碧南市藤井達吉現代美術館で開かれている。今春から、平塚市美術館(神奈川)などを会場に開かれてきた巡回展。彫刻とデッサンを作家ごとに対置させ、タイトルでは「彫刻/と/デッサン」と彫刻とデッ […]
キュンチョメ、津田道子、岩崎貴宏、毒山凡太朗 アート・ユニットのキュンチョメは、性別を超えた人たちとその人の名前をテーマにした2つの映像作品を展示した。性別を変え、自分の名前を自分の意思で変えた人を訪ね、インタビュー形式で登場させた作品は、「男性」「女性」という性別の二分法さえ超越し、出生時に割り […]
ケンジタキギャラリー(名古屋) 2019年8月24日〜10月12日 東京・森美術館での大規模な塩田千春個展「魂がふるえる」(10月27日まで)を見た人も多いのではないだろうか。回顧展ともいうべき展示は、幼い頃や学生の時の絵画や地縁血縁ともいえる作家の背景から、大空間のインスタレーション、病気再発 […]
2019年8月24日の朝日新聞、中日新聞などによると、「あいちトリエンナーレ2019」の「表現の不自由展・その後」が中止に追い込まれた問題で、参加アーティストの1人、田中功起さんが展示の変更である「再設定」を申し出た。9月3日から展示室の入り口を半分閉鎖し、中に入れなくする一方、9月7日からの土曜日 […]
藤井光、モニカ・メイヤー、青木美紅、桝本佳子 藤井は、歴史的事象を再演する手法で、社会の不可視の領域を構造的に批評する。今回は、戦時下の日本のアジア侵略と現代のアジアの経済的主従関係をリンクさせたマルチ・スクリーンの映像インスタレーションを出品。映像の一つは、1940年代の日本統治下の台湾で製作さ […]
2019年8月24日の朝日新聞朝刊によると、「あいちトリエンナーレ2019」の「表現の不自由展・その後」が中止になった問題で、芸術祭実行委会長である大村秀章愛知県知事は、10月に「表現の自由に関する国際フォーラム」(仮称)を開くことを明らかにした。 9月には、別途、県民や作家と語り合う「表現の自由に […]
2010年以来、4回目となる瀬戸内国際芸術祭。男木島では、ベネチア・ビエンナーレなど国際展常連のドイツのアーティスト、グレゴール・シュナイダーによる、焼けて真っ黒に炭化した家が「死の世界」を見せながら、真っ黒な立木に芽吹いた薄緑が未来の再生の予兆をかすかに象徴していた。 その近くの廃墟の家では、 […]
「あいちトリエンナーレ2019」の「表現の不自由展・その後」が中止になり、一部の参加アーティストから、2019年8月12日付「ARTnews」(web) のオープン・レターで声明が出されたのを受け、トリエンナーレ事務局は2019年8月23日夜、津田大介芸術監督がオープン・レターへの回答を各アーティ […]
2019年8月23日の朝日新聞や、美術手帖(web)などによると、「あいちトリエンナーレ2019」の「表現の不自由展・その後」が中止になった問題で、トリエンナーレで作品を四間道・円頓寺会場に出展しているアーティスト、毒山凡太朗さんが同会場エリア内の名古屋市西区那古野2の8、円頓寺本町商店街に、アー […]
N-MARK 5G(名古屋) 2019年8月2〜25日 大泉和文は、東京都現代美術館などで1996年に開催された「未来都市の考古学」展に、ルネッサンス期から20世紀にかけて、人類が思い描いた理想の都市像のCG制作などで参加したと記憶している。地元ではその後、中京大学アートギャラリーC・スクエアで2 […]
2019年8月21日の朝日新聞朝刊が、「表現の不自由展・その後」の中止で混乱する「あいちトリエンナーレ2019」の津田大介芸術監督へのインタビュー記事を、オピニオンページ1面を使って掲載した。津田芸術監督の発言要旨は以下の通り。 展示中止の判断をしたのは、現場職員の危機的な混乱と、観客の安全が理由 […]
Gallery NAO MASAKI(名古屋) 2019年7月27日〜8月11日 昨年11月に79歳で亡くなった堀尾貞治さんと、アナーキーなパンク書家の若手ハシグチリンタロウさんの2人展。 なお、2021年4月のハシグチさんの個展はこちらを参照。 2人を組み合わせたのは、ギャラリストなのだが、 […]
「あいちトリエンナーレ2019」の「表現の不自由展・その後」の中止に伴い、展示の一時停止などを求める声明を出していた海外9作家のうち、8組の展示中止や、展示内容の変更が2019年8月20日から実施された。対応協議中だったウーゴ・ロンディノーネさんは、展示を継続することになった。作品を改変することで […]
朝日新聞(2019年8月17日)などによると、「あいちトリエンナーレ2019」の「表現の不自由展・その後」が中止に追い込まれた問題で、有識者による県の検証委員会は8月16日、県庁で初会合を開き、9月にも、表現の自由を考える公開フォーラムを開くことを決めた。トリエンナーレの臨時プログラムとしての位置 […]